いわゆる、ニューヨークバック

ニューヨークバックについての詳しいことに関しては数々のサイトで語られていますので、僕の印象や所感を中心に述べさせていただきますm(__)m

刻印も太くて深く、ベルの内側はどうなってんだろ!?って感じです 笑

いかにもって感じで、かっこいいんですよね、これが・・・。

 

7ベル、53はバルブケーシングのボアサイズらしいです。


こんな部分も位下にも感が。

レシーバーは現行のものより長いです。これはマウントバーノンの前期頃まで続いていたっぽいです。

□で囲われた刻印がまたそれっぽい。

シリアルは3万番台。


このロッド、短い・・・。オリジナルなのでしょうか。

ナットは六角で、しぶいですね。しかしこれ、回すのはちょっと痛いので、今の形状になったのでしょうね。

バルブやキャップの裏にもシリアルが。また、バルブガイドにもピストン番号が。マウントバーノン前期まではこうなっていたっぽいです。バルブガイドの素材がニッケルっぽい。センターの穴も小さいですね。


ボアはMボアで、年代なりの色に変化していますが、全体的にはなかなかの状態を保っており、ラッカーもかなり残っている方なのではないでしょうか。

 

吹奏感はとっても心地よく、ブリッとしたチューブを練り出すような音の密度感と吹奏感が感じられます。

 

マウントバーノンのようなザラっとした感じや、バリバリと明るく鳴り響く感じとは対照的で、品が良く、まとまりのあるのびやかな、それでいてとても”ラッパ”らしい音色です。

 

さすがにピストンの摩耗は多少ありますが、まだ気密性を保っており、手作りだったころの雰囲気が溢れた、本当に良い楽器です^^